ニコンオールドレンズで、スナップ写真をアーティスティックに。
アーティスティックな写真が簡単に撮れる!オールドレンズとは?
デジタルカメラが主流となった今、昔の銀塩カメラ(フィルムのやつ)で使われていたレンズを「オールドレンズ」と言います。
このオールドレンズが今、マジでアツい!(僕のなかで)
オールドレンズがなんでアツいのか、なんでアーティスティックな写真が撮れるのかをバッチリと書いていきたいと思います。
オールドレンズがナウなヤングにバカウケする5つの理由
・ピント合わせがマニュアルなのがアツい!・・・オートフォーカスなんてそんな便利な機能はありません。僕の写真は・・・機械が決めるんじゃない!僕の心が決めるんだ!
・四隅が暗くなるのがアツい!・・・昔のレンズなので、写真の四隅の光量が回らず暗くなります。周辺光量が暗い、と専門用語で言うんですが、これがなんとなくムーディな雰囲気を醸しだしてくれるゼ!
・F値が小さいのがアツい!・・・オールドレンズで単焦点だとなぜか今のものよりF値が小さいものが多いです。F値が小さいってことは背景がバリバリボケて、ピントがあったものがいい感じに浮かび上がるんだゼ!
・ふんわりした描画がアツい!・・・昔のレンズなので今のレンズのような解像感(クッキリハッキリ感)がありません。柔らかい感じの描画が、下手くそな写真を多少ごまかしてくれるんだ!
・安いのがアツい!・・・町のカメラ屋さん的なところに売っている中古レンズだと3000円くらいで買えちゃったりします。逆に言うと高いオールドレンズを買うのはマニアくらいだゼ!
というわけで、オールドレンズがスゴイ理由がわかっていただけたでしょうか。
とりあえず、オートフォーカスじゃないのですごく練習になります。
そしてなんといってもレトロな感じがたまらない!
オールドレンズを買うときの注意事項
レンズによっては、カメラのメーカーが同じでもマウントがあわない場合があります。
カメラ屋さんの気難しそうなおじさんに礼儀正しく聞いてから買いましょう!
シッタカはダメ!ゼッタイ!
オールドレンズのオススメ現像法~なんとなくフィルムっぽいしっとりした感じに~
オールドレンズで撮ったものをそのままでもいい感じになるんですが、どうせならレトロ感丸出しにしたい!ということで、現像でさらにフィルムっぽくしていく方法を書きます。
現像ソフト問わず、シットリした色合いを出す方法
Lightroomでも、シルキーピックスでもなんでも大丈夫です。
大きく分けてポイントは3つ!
・コントラストを高めにする・・・白は白!黒は黒!って感じにするといい感じになることが多いです。
・彩度を下げる・・・基本的にデジタルカメラって彩度高いです。とくにエントリー機(キャノンならKISSシリーズ、ニコンならD90とか)はその傾向が強いみたい。なのでちょっと下げてあげます。
・ノイズを載せる・・・適度なノイズは立体感を醸しだしてくれます。フィルムノイズをシュミレートできたらそれがオススメ。
今回使ったオールドレンズの紹介
今回僕が使ったのは、Nikon 50mm f/1.4 AIという1977年に作られたレンズです。
なんと37年前のレンズ!
焦点距離が50mmで、F値が1.4とクセがなく、かなり使いやすいレンズです。
このレンズを使って撮った写真、16枚を紹介していきたいと思います(`・ω・´)ゞ
カメラ:D600 シャッタースピード:1/200秒 F値:1.4 ISOスピードレート:100
マンションの壁の色がパステル調だったので、それに合わせて全体的にふんわりさせました。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/500秒 F値:1.4 ISOスピードレート:6400
マンションの非常階段って、なんとなく昭和なイメージ。オールドレンズとの相性もピッタリです。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/4000秒 F値:1.4 ISOスピードレート:220
窓から覗いた光景。げ、現代のピラミッドや~!
カメラ:D600 シャッタースピード:1/4000秒 F値:1.4 ISOスピードレート:800
神社の階段の上から降りてくるおじさんを撮ったらなんかホラーっぽくなった一枚。おじさん、すまぬ。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/4000秒 F値:1.4 ISOスピードレート:2200
ゴミ捨て場(?)にぽつんとあった、クッション。そして、壊れた鉄柵。なんとなく悲しい感じを表現しました。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1000秒 F値:1.4 ISOスピードレート:100
イチョウが紅葉してたので、神社とともに。ちょっとソフトフォーカスっぽい効果になってるのもオールドレンズのおかげ。というか僕のピントがブレただけ。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/3200秒 F値:1.4 ISOスピードレート:3200
一部を破壊されようとも健気に駐車禁止を訴える。なんという力強さ・・・!
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:100
寒々しい木々に囲まれ、街灯が一つ。・・・詩的じゃないですか!まったくもう!
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:5000
普段良く見る滑り台も、また違った表情を見せてくれます。いいよーその角度、いいよー。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:6400
かも・・・カモかもしれない。手で持つトコロの塗装が剥げているのが年季を感じさせます。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:220
空と街灯シリーズその2。割と結構お気に入りな1枚。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:6400
プロパンガスって結構いい感じの写りをしてくれます。プロパンガスマニアとかいるに違いない。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:6400
写真を撮りつつ本屋さんを発見したのでフラフラ寄っていったところ、犬と飼い主さんが入り口で休んでました。
飼い主さんの承諾を得て激写。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/1250秒 F値:1.4 ISOスピードレート:6400
時計と非常階段。なんとなく、人工物同士ということで。構図が非常にオシイ気がするのは気のせいかな?
カメラ:D600 シャッタースピード:1/125秒 F値:1.4 ISOスピードレート:100
メリーゴーランドもこんなにファンタスティックに!
ファンタスティックっていうか夢に出てきそうだけど。
カメラ:D600 シャッタースピード:1/125秒 F値:1.4 ISOスピードレート:5600
ピカピカの信号機と、ぐるぐる巻きにされた信号機。これもそののちにピカピカになるのでしょう。
・・・という感じで16枚ほどアップいたしました。
オールドレンズ、いいですよね!
現代の解像感バリバリ、きっちりシャープに、しかもボケはキレイ!というレンズもいいですが、味のあるオールドレンズもオツなものですよ!
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