エルメスのグランH、Apple Watchの正直レビュー

エルメスのラバーバンドに続いて、エルメス初のメタルバンド、グランHも買いました。

ちなみにグランHのHはフランス語でアッシュと読みます。

エルメスのラバーバンドもめちゃめちゃ良かったので記事にしたのですが、このメタルバンドもさすがのクオリティでした。

今回のレビューは、「エルメスなのになんでレザーを買わないんだ！」「エルメスはレザーのブランドなのにメタルとかラバーとか笑」と思ってる方にぜひ読んでいただきたいレビューになる・・・といいなと思っています。

エルメスのグランH、とりあえずの開封の儀

エルメスオンラインで商品を買うと、ほとんどの場合クソデカ銀色包みで届きます。

ハイブランドはどこのブランドもオンラインで買うとでっかい箱で届きますが、エルメスはかなり簡潔な箱ですね。

いったい自分はなにを買ったんだっけ・・・というくらいのデカさ笑

この中にバンドがぽつんと入っています。

バンドの箱の下には、エルメス定番のショッパー（ショッピングバッグ）が入っているので、ショッパーを持ってドヤりたい人にも優しいですね。

エルメスのApple Watchバンドはだいたいこの細長い箱に入っていますが、この箱のクオリティが地味にいいんですよね。

近くで見ると、オレンジ部分は型押しされていてうっすらときめ細やかなレザーっぽいテクスチャーがついています。

箱の中身もいつも通りの白いファブリックが入っていました。

お高いものを買ったんだなというわくわく感を演出してくれます。

白いファブリックを開けると、バンドが登場します。うーん、このシルエット、素晴らしいですなぁ。

Appleのメタルバンドはシンプルを極めたようなデザインで面白みがありませんが、このグランHはごりごりにデザインを主張してきます。

ぼくが買った決め手もこの唯一無二のデザインでした。

エルメスのラバーバンドとの比較

エルメスラバーもデザインが秀逸で、ラバーバンドの革命だと思った商品でしたが、このグランHも存在感ではまったくひけをとりません。というかむしろ存在感の塊です。

グランHはでかい、そして重い。だがそれがいい！

箱を開けたときから気がついていたのですが、グランHはかなり重たいバンドです。

ぼくはコマを１つ抜いた状態の46mm、Mサイズをつけているのですが、Apple Watchウルトラをつけた状態の重量を測ったら171グラムでした。

ちなみに高級時計で有名なロレックスのデイトナのステンレスモデルはだいたい140グラム前後になります。

機械時計よりも重たいですが、つけてるとこの重さが心地よくなったりもします。

まぁ、ここは慣れもあったりするので時計はなるべく軽めが良いという人にはおすすめできません。

そもそも軽い時計が好きな人はステンレスバンド自体選ばないとは思いますが念の為。

グランHは見た目もかなり大ぶりで、存在感を主張してきます。

腕が細めな方は42mmタイプのほうが小さめなので似合いやすいかも。

とはいえこの大きさがほどよい存在感を持っていて、シェーヌダンクルなどのブレスレットをつけてるくらいの主張があります。

わかる人にはエルメスとわかる、わからない人にはおしゃれなバンドに見えるさじ加減

バンドのデザインですが、やっぱり素晴らしいデザインでエルメスらしいのにエルメスと主張してないのがかなり良いです。

海外ではトレンドとしてクワイエット・ラグジュアリー（主張しないハイブランド）が主流となっていますが、これもその流れなのかも。

日本人や中国人でハイブランドが好きな方は、でかいロゴドーン！みたいなのが好きですが、そういうのが嫌いな方にはまさにぴったりなのがグランHのデザインだと思います。

バンドのHの形はエルメスっぽさを押し出してはいるものの、エルメスのHを知らない層にはそもそもHの形だと思われません。

このクワイエット・ラグジュアリー感がほどよい上品さを出していると思います。

分かる人にはわかる、的な。

本体がチタンだったりする場合の違和感について

Apple Watch ウルトラはつや消しチタンなので、ステンレスのグランHと見た目の違和感がでないか買うまで心配でした。

実際につけてみると、さほど違和感はありません。

人によっては気になるかもなので、ここは好みの問題かな・・・。

高級機械式時計でも本体とバンドの素材が違うことはあるので、自分としては特に気になりませんでした。

買ってよかったグランH、ただし値上がりを期待してる人は要注意

ぼく個人としては、めちゃめちゃ買ってよかったですし普段遣いしています。

とはいえ、シェーヌダンクルのように値上がりするかといえばそれはないと思っています。

なぜなら、グランHはあくまでApple Watchありきのものだからです。

シェーヌダンクルブレスレットのように単品で完結する商品ではありません。

そのため、本当にエルメスが好きもしくはグランHのデザインに惚れた方しか購入しないため、値上がりはしないと予想しています。

それでもグランHは未だに売り切れ状態で入手困難なので、人気があるのは間違いありません。

この文章を書いている間も、腕につけたグランHをちらちらと見ながら満足感を感じています。

うーん、こういうのがハイブランドの良いデザインな商品を買ったときならではの感覚ですよね。

グランHはたんなるApple Watchのバンドではなくファッションの一部、というのが身につけてわかったことでした。