【感想】ニーチェア ロッキングを使って床がどうなったか
ニーチェア エックスのロッキングはフローリングを傷つけたか

ついに買っちゃいましたニーチェア エックスのロッキング。
買うまでにものすごく調べて、さらに買ったあともがっつり検証したのでその感想をつらつらと書いていこうと思います。
おそらく日本で一番くわしいレビューです笑
室内で使う用のちょっとおしゃれなロッキングチェアを探してる方はぜひ参考にしてみてください。
まず最初に、ニーチェア エックス ロッキングを買うときに誰もが気になる「床フローリングは傷つくのか?」という点についてです。
ぼくの体重が59キロで本体が6.5キロ、合計55.5キロの重さでかなり乱暴にロッキングを揺らしてみました。
一週間ほど乱暴にニーチェアを扱ったフローリングがこちらです。

パッと見た感じでは傷はついていませんでした。
…が!
よくよく見ると、ほんのちょこっとヘコんでいます。(写真ではわからなくて、光を当てて目視でようやくわかるくらい)
まぁこれくらいは普通の椅子や机も跡がついちゃいますし、仕方ないかな~というところ。
よくよく観察しないとわからないレベルなので、賃貸物件でも退去時にマイナスにはならない可能性が高いです。
とは言え、ぼくよりかなり体重が重めな方はニーチェアの下にラグをひいたほうが安全だと思います。
※ちなみにニーチェアシリーズ(普通のもロッキングも)の耐荷重は95キロまでOKとなっています。
フローリングよりもクッションフロアの場合は要注意!
一昔前の賃貸でよくある、一見フローリングっぽいけど歩くとフカフカしてる床はクッションフロアです。
これは塩化ビニル(硬めのスポンジみたいなもの)に木目調のプリントがされているだけなので、重たいものを長時間置くと簡単にヘコみます。
自分の住んでいる家の床がフローリングかクッションフロアかは、床を指で押してみればすぐにわかります。
弾力があったらクッションフロア、いかにも木っぽい手触りの場合はフローリングです。
クッションフロアのへこみは実は簡単になおる(こともある)
クッションフロアは名称のとおり、クッションからできているのでヘコんだ部分も重たいものをどかして放置しておけばたいてい元に戻ります。
時間でいうと、数日からガンコな場合は数週間で戻ることが多いです。
ただ、あまりにも長時間重たいものを同じ位置に置きっぱなしにしてると、ヘコみがなかなか直らないこともあるので賃貸の場合は気をつけたほうがいいかも。
ニーチェア エックス ロッキングを使う場合は、毎回椅子の位置をちょっとズラせばヘコみもさほど気にならなくなるはずです。
ニーチェアを購入した感想をまとめると「予想以上に普段使いしてる」
実際にニーチェア エックスロッキングを買って一週間ほど使った結果、毎夜かならずこれを使ってくつろぐように生活習慣が変わりました。
いやーロッキング良いです…。
今まではノイエスというブランドの2人掛けソファ(13万円くらい)でくつろいでたんですけど、体の楽さが段違いでニーチェアのほうがいいです。
ソファよりも体勢が崩れないので、負担のない姿勢でよりくつろげるようになりました。
ロッキングタイプのいいところは、「あ、この体勢ちょっと疲れてきたかも」と思ったときに足でちょっと調整するだけで体の重心が変わることです。
これによってほぼ同じ姿勢のまま長時間リラックスすることができるようになりました。
ロッキングチェアの良さは使ってみてわかるってこういうことなんですね…!
こんな感じでべた褒めなわけですが、気になる点はいくつかあります。
ニーチェアを買おうか迷ってる人はぜひこの続きも読んでみてください。
ニーチェアを買って後悔しないために

ニーチェア エックスはこんな感じの平べったい箱に入ってます。
ぼくのは50周年モデルですが、普通のタイプも変わりません。
重さはだいたい7キロくらいなので、男の人ならがんばれば持って帰れるレベル。
上に取っ手もついてます。
ぼくが買ったのはニーチェア50周年モデルだけど…
ぼくが買ったのは2020年、ちょうどニーチェアが生まれて50周年だったみたいです。
シートの色は黒がいいかなーと思ってこの50周年モデルにしたんですが、ちょっと失敗でした…(理由は後述)。
50周年モデルと通常モデルの差は、
- 50周年モデルのほうが5,500円高い49,500円
- シリアルナンバーがついてる(どうでもいい)
- 椅子の足部分が光沢タイプ
- シートが黒を選べる
こんな感じでほぼ差はありません。
価格が5,500円高い割に座り心地に差はなく、シリアルナンバーがついてるけどプレミアが付く感じもない…。
正直、2つ目を買うとしたら通常モデルにします笑
ニーチェア シキリとの大きな違いは「値段」と「シート」
ニーチェア エックスシリーズは、通常タイプのほかにシキリ(Shikiri)と呼ばれるモデルもあります。
通常タイプとなにが違うかというと、「使われてるシートが格子模様」「値段がめちゃくちゃ高い」の2点だけ。
値段が高いのは、デザイナーがもうひとり入っているためその方の取り分が関係してるっぽいです。
お値段はロッキングタイプがなんと63,800円と通常版(41,800円)よりも22,000円も高い!!
シートの色合いがグレーやダークグレーなので、人気がある色なのはわかります。
でも価格が高すぎるんですよね…。
お金に余裕があって、どうしてもグレーやダークグレーにしたい方はこっちを選んでもいいかもって感じで、積極的におすすめはしません。
ニーチェアを使ったら腰痛が気にならなくなった
ニーチェア エックス ロッキングを使ってみて一番良かったのは、腰痛が気にならなくなったこと。
座るとわかるのですが、自然と腰の部分をしっかりとサポートしてくれる形状になっています。
座る時はお尻をしっかりと奥の位置までいれると、お尻から腰、背中までまるっとフィットしてくれる感じになって良い感じです。
ニーチェアロッキングの座り心地は「しっかりフィットタイプ」
ニーチェア エックス ロッキングは、椅子の中央に芯が入っていません。
シートの両側に支えがついているだけです。
つまりハンモックと同じようにシートの中心部分が体の重みで自然とぴったりとフィットするというわけ。
これをデザインした新居猛氏は天才か…!
実際、天才だったみたいで海外での評判も高く、1970年に作られたこの椅子はニューヨークの近代美術館MoMAの永久コレクションになっています。
※MoMAは、The Museum of Modern Art, New Yorkの愛称。
ちなみにシートの形は通常の揺れない普通の椅子タイプとロッキングタイプで微妙に異なっています。

これがシート部分の両側に入ってるフレームなのですが、エックス(普通の椅子)は、お尻部分が90度なのに対し、ロッキングはお尻部分がスポッと入るようになってますね。
これがまた椅子を揺らしたときにちょうどいい安定感を生みます。
一度座ると立ち上がるのがめんどくさくなる…ある意味これこそ究極の「人をダメにするソファの上位版」かもw
ソファでいつのまにか姿勢が崩れてる人にこそおすすめ
ニーチェアエックス ロッキングを買うまでは、リラックスしたいときはいつもソファを使っていました。
でもソファって長時間座ってるとお尻の位置が前のめりになったり、横に寝転がったりしたくなりませんか…?
結局、いつの間にか腰に負担がかかる姿勢になっちゃうことも多いのが悩みでした。
ニーチェアの場合、一人用の椅子なので横にずれることもなく安定した姿勢を保てます。
ちなみに横幅のスペースはこんな感じ。

ぼくは身長170cmで中肉中背、少し筋トレしてるので胸囲98cmくらいです。
おそらく大柄な外国人とかじゃなければピッタリフィットするはず。
大きすぎもせず、狭過ぎもしないいい大きさだと思います。
ニーチェアは読書、映画鑑賞、ゲームに最適なチェアである理由
ニーチェア エックスはくつろぐ時間にこそ真価を発揮するフォルムになっています。
使ってみてわかったのですが、この椅子に座りながらパソコン作業はかなりやりずらいです。
ちょうど高さが合う机を使えばできないこともないですけど、後ろ側に重心があるので前のめりになるような体勢は不自然になっちゃいます。
やはりリラックスした状態での読書や映画鑑賞、ゲームに最適ですね。
読書は1冊終わっても腰が痛くならなかったですし、ゲームは3時間やって腰より先に眼精疲労がツラくなりました。
ぼくは映画鑑賞はVR(Oculus Lift S)を使って見ているのですが、このニーチェア エックスとの相性は抜群です。
ちなみに仕事のときはオカムラのバロンチェア(フルセットで15万円くらい)を使ってるんですが、これも腰痛になりづらくて5年くらい愛用しています。
ニーチェアにクッションはいらない
安い椅子だと背もたれ部分にクッションを置いて調整したりもしますが、ニーチェア エックスの場合は特にする必要はありません。
強いて必要なものがあるとすれば、ひざ掛けとかかな…。
この椅子に座りながらひざ掛けを使うと、かなり気持ちよくていつの間にか寝ちゃってることが多いので注意しましょう。
ニーチェアにオットマンは必要?
ニーチェアシリーズには共通の足置き(オットマン)があります。
これはまぁ…予算に余裕がある人は買ってもいいかな、という感じ。
オットマンだけで24,200円もするのがネックです。
ぼくはソファを買ったときにソファ用のオットマンも一緒に買ったので、それで代用しています。
あとはちょっと行儀悪いですが、テーブルの縁に足を乗っけてるときも…。
オットマンがあると足の疲労がとれやすくなっていい感じなのは間違いないと思いますけど、部屋の中にある代用できそうもの(安定感のある箱とか)があればそれでいいと思います。
※どうしてもオットマンが欲しくなった!というときはあとでオットマン単体で買うこともできます。
使わないときは折り畳めるニーチェア
ニーチェアXのとても良いところは、使わないときに折り畳めること!
特に一人暮らしで部屋が狭かったりすると、来客時に邪魔になったりするんですよね…。
折りたたむときは、椅子の後ろ側についてる紐を使います。

折りたたむときは、この紐を反対側の手すりに引っ掛けるだけ。
紐を使ってるのは、もともと新居猛さんが剣道の防具を作っていたかららしいです。

こんな感じでただ掛けるだけでOK。
折りたたみにかかる所要時間は3秒くらいです。

折りたたんだ状態がこちら。
かなりコンパクトになります。
ソファの隙間や棚と壁の隙間なんかに差し込めるくらいの厚みです。

厚みを計測してみました。
折りたたんだときは、横幅が18~20cmくらいになります。
来客が来たときや筋トレのために床にマットを敷く時などは、部屋の隅っこに立て掛けたりしてます。
やはり折り畳めるのは地味に便利…!
ニーチェアはとにかく壊れないので、修理の心配はなし!
ニーチェアはとにかく頑丈です。
10年使い続けてるという人も多くいるくらい頑丈。
一応、3年保証なんていうのをつけたみたいなんですけど、5年は余裕でもってる人たちばかりなのであんまり意味がない感じなんですよね…。
もし何年も使ってシート部分が擦り切れてきたときは、交換用シートも14,300円から発売しています。
素材から加工、組み立てもすべてイメージ通りの日本製
MADE IN JAPANは、ちょっと前まで信頼の証でした。
今は雑な作りのものも増えてきて、一概にいいとは残念ながら言えなくなってきています。
でもこのニーチェア エックスはすべて職人が作った日本製!
ステンレスから布まできっちりと日本で作られています。
シートに使われている布は、倉敷帆布の一級帆布というもの。
1888年から続く超老舗の工場で作られています。
特性としては、
- 静電気が発生しにくい
- 丈夫で長持ち
実際に座ってみると、厚みがあってがっしりした安心感があります。
ニーチェアは構造がシンプルなのできしみもなし
ニーチェアは非常にミニマムでシンプルな構造になっています。
パーツ構成も少なくて、ダンボールに入ってるのは2つの部品のみ。

一つはシートとシートの形をつくるフレーム。

もう一つは、ニーチェア エックスの脚の部分です。

そしてこの2つのパーツをボルト4本で留めるだけ。
簡単な作りな分、頑丈な構造となっています。
まさに質実剛健といった感じ。
ニーチェアのデメリット
ここまでべた褒めだったので、ニーチェアのデメリットも正直にお伝えまします。
ニーチェアの価格が値上がりしまくってる問題
ニーチェアは新居猛さんという家具デザイナーが1970年に作った商品(ロッキングは1972年)で、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にも永久収蔵品になってるほど世界に認められた椅子です。
ただ発売当初や2000年前後あたりは知る人ぞ知るという感じで、オーディオファンやホームシネマファンに愛されてた椅子だった様子。
そのためソニー直販で取り扱っていたこともありました。
当初、オリジナルのニーチェアを作っていたのはニーファニチアという家族経営の会社です。
残念ながら、この会社は2013年9月末を持って生産終了してしまいました。
いま出回っているニーチェアは、藤栄という株式会社が作ったものになります。
昔は、
ニーチェアX・・・ニーファニチア製
ニーチェアF・・・藤栄製
と表記がわかれていたみたい。
モノ的には同じだったんですが、ライセンス関係でこうなってたのだと思います。
ニーファニチア製は、価格を調べてみると当初は1万円以下、2001年に13,200円という情報がありました。
かなり安いですよね。
それが2009年には24,150円と一気に1万円以上あがり、2019年代には35640円とさらに1万円以上あがっています。
そして2019年11月以降はさらなる値上げがあり、35,640円だったのがなんと41,800円に!
これはさすがに上がりすぎでしょ…と思わなくもないです。
50年という年月は、いいモノの価値を高めているとも言えますね。
しかし、それでもめちゃくちゃ売れていて人気があるのは「価格の分だけの価値がある」と思われているため。
ぼく自身、今の所一番高い価格帯で購入してますが、価格相応の座り心地はあると思っています。
むしろ昔が激安すぎたんですよね…。
これはこの後にも書きますが、デザイナーの新居猛氏の素晴らしい考え方によるものが大きいようです。
おまけ:ニーチェアが発売された1970年の物価はこんな感じ
1970年の物価はどれくらいだったのか、一応不公平がないように記しておきます。
カップアイス・・・20円
コカ・コーラ(瓶)・・・35円
ノート・・・30円
チロルチョコ・・・5円
缶ジュース・・・50円
ランドセル・・・5,000円
山手線の1区間あたりの料金が30円で、現在は140円。
ということは、だいたい4~5倍程度の物価になってるようです。
そう考えると、ニーチェアが今の価格になってるのも、まぁそんなもんか…という感じですね。
ニーチェアに類似のライバルがいない問題
そもそもニーチェアが強気の値上げをガンガンできたのは、「ライバルがいない」問題が大きいと思います。
ニーチェアのいいところは、
- 座り心地がとても良い
- 椅子のうえであぐらをかいても安定する
- 見た目がシンプルできれい
- そこそこ軽いので移動が楽
- 折り畳めてスペースをとらない
- 部品の交換ができる
- シートの洗濯もできる
- 頑丈な作り
このポイントを抑えてるロッキングチェアは他にはなかなかありません。
折り畳めるって時点でアウトドア系になっちゃうんですよね…。
例えばこのヘリノックスとか有名ですけど、室内で使うには少し違和感があります。
室内用で小型のロッキングといえばイームズチェアもあります。
見た目もおしゃれでとても良い感じなのですが、正直、イームズチェアって座ってるとお尻が痛くなっちゃうんですよね。
座面が硬いので、長時間座るのはどうもな~ってなります。
あと、折り畳めないので場所を取るのもマイナスなところ。
そう考えると、やっぱりニーチェア以外の選択肢ってほぼないことに気が付きます。
どんな商品でも競合がいないと人気に比例して価格はあがるもの。
とくに藤栄に変わってからは、ニーチェアを「オシャレなブランド」として売り出しています。
こういったシャレオツな動画も作ったりしてるので、コストが乗るのは仕方ないところ。
ヴィトンとかのハイブランドは莫大の広告費をかけてるため価格が原価の何十倍にもなったりしてるのと比べたら少ないほうです。
さらに昔は家族経営の会社で作ってたために低コストでできていたのも強みだったと思います。
藤栄はそこそこ大きい会社みたい(従業員数390名)なので、営業や事務、経理などの人件費も賄わなくていけません。
そういう面を考えると、価格が上がっていくのはある程度仕方ないという感じもします。
そもそもニーチェアエックスのポテンシャルがすごすぎて、現在の価格でもぼったくり感はまったくありません。
ニーチェアのデザイナー新居猛の心意気は生きているのか
『座り心地を落とさず、とにかく安く、道具のように役に立ってこそ椅子』
『安くて丈夫で座りやすく、どこにでも置けて折り畳める。食べ物でいうならカレーライスのような椅子を作りたかった』
正直、今のニーチェアエックスシリーズは安い椅子とは言えません。
ぼくの感覚で言うと、
安い椅子・・・15,000円以下
中くらいの椅子・・・15,000~30,000円
そこそこいい椅子・・・30,000~50,000円
高級、多機能な椅子・・・50,000円以上
という感じです。
仕事用に使ってるバロンチェアは15万円なので、そう考えるとめちゃくちゃ高い買い物だったかも…。
これはこれで使い始めると手放せない椅子です。
さすが高いだけある…という感じ。
話がそれましたが、昔のニーチェアはたしかに安い椅子の部類でした。
まさに「食べ物でいうならカレーライスのような椅子」です。
新居猛さんは2007年に亡くなられてますが、そこから随分と値上がりしたなぁ…。
ただ、単純に値上げしたというわけではなく、パイプはスチールからステンレススチールに変わったりと品質は向上しています。
値上がりするのはある程度、時代の流れというものかも…。
とくにニーチェアは完全に日本製なので、安い海外に外注してコストを下げることはしません。
ということは値上がりした分は日本の経済に貢献してるとも言えます。
海外の大量生産の工場で作られたものか、日本の伝統的な職人気質の工場で作られたものか…。
この点はやはりニーチェア=日本製というブランドを保ったのは、いい判断だったと思います。
ちなみにニーチェアの語源は、NY(ニー)は、デンマーク語でNY(ニュイ/新しい)に由来しています。
もちろん新居猛さんの新居(にい)にもかかってますよね。
最初、哲学者のニーチェと関係があるのかと思ったのはぼくだけじゃないはず…w
50周年モデルの(黒)クロは正直失敗したかも
今回買ったのは、シートが黒いモデルでした。
買うまでは「黒は汚れが目立たなくていいじゃん!」と思ってたんですが…。
使ってみたところ、黒は汚れが目立つのがわかりました。

服についた白いごみとかめっちゃ目立つんですよ…。
これは失敗でした。
素直に通常版のホワイトにしておけばよかった!
パッと見た感じでは、黒はかっこいいんですけどね…。
ニーチェアのオリジナルは製造中止!?
前述の通り、正確に言えばニーチェアのオリジナルは有限会社ニーファニチア製のものとなります。
とはいうものの、藤栄製もれっきとした正真正銘の本物です。
もともとニーファニチアから製造を委託されてた時期もあったので、品質自体には代わりありません。
50年も前のイスともなるといろんな歴史や物語があるわけですね…。
ニーチェアのリプロダクト(コピー)はほぼ製造なし
現在、ニーチェアのリプロダクト品やコピー品はほとんど販売されていません。
昔、台湾で製造されてたものがあったようですが現在は作ってないみたい。
台湾製は、シートの交換ができないタイプだったようです。
今現在手に入るものは、藤栄の正規品のみとなっています。
ニーチェアのコピーというか、似たような商品はあるけど…
一応、ニーチェアっぽいイスというのはほかにもあります。
例えばこちら。
お値段も安くて一見良さそうです。
が!
レビューを見てみると、
安かろう悪かろうの典型
確かに値段が安いので買いましたが、ネジ穴が合ってなくネジを留めれませんでした。
ドリルで穴を開けたら、ネジ穴が大きすぎました。
しょうがないので、針金で留めました。
お値段相応って感じのようです。
こちらのイスは、手すりの部分が曲がってる(まっすぐだとニーチェアそのまんまなため)んですが、これも気になる点です。
というのも本家ニーチェアエックスの手すりは、木のすべすべ感が結構いい感じなんです。

天然木はビーチ材を使用しており、質感は非常になめらかです。
さすさすしてると気持ちいいので、本を読んでるときに無意識にやってることも…w
ニーチェアのおすすめの色は、キャメルかホワイトな理由
ニーチェアの色で悩んでる方におすすめするのは、確実にキャメルかホワイトです。
理由としては、
- ホワイトはド定番で大抵のインテリアにあうため。
- キャメルは配色を抑えたインテリアのいい差し色になるため。
キャメルは、モノトーンな部屋に置くといい感じに目立つアクセントになります。
木の机や棚が多い部屋にも馴染みやすいのでおすすめ。
床の色が濃いめのフローリングだとキャメル色が馴染みます。
こちらの動画でも、木の家具や暖色多めのインテリアで合わせてますね。
インテリアの配色に自信がない方は、ホワイトが無難でいい感じです。
実際に使うまでは「ホワイトなんて汚れそうやんけ…」と思ってたんですが、よくよく考えてみればコーヒーを椅子にこぼすことってほとんどないんですよね…。
椅子は思った以上に汚れるシチュエーションがありませんでした。
ニーチェアの洗濯は家庭ではNG!ドライクリーニングが必須
もしシートにシミを作ってしまった!というときはドライクリーニングなら可能です。
お家でドライクリーニングはできないので、クリーニング屋さんにもっていきましょう。
シートの取り替え方は動画で解説がありますが、非常に簡単です。
ニーチェアの組み立てはものすごく簡単でたったネジ4本留めるだけ
ニーチェアを組み立てるのに必要なのは、プラスのドライバーのみ!
サイズはごくごく一般的なサイズがあればOKです。
組み立てにかかった時間は10分くらいかな…。
床に置いて、折りたたんだ状態で作るのがコツです。
【結論】ニーチェアは値段相応の心地よさ。これ以上値上がりするまえに買うのもアリ

1970年に生まれたニーチェアは2020年の今でもベストなロッキングチェアだと思います。
リラックスタイムにこれほどぴったりな椅子がほかにあるだろうか…いやない!
というのは言い過ぎかもしれないですが、
- 部屋に置きやすいデザイン
- 折りたたみできる便利さ
- 驚異的な座り心地
これらを兼ね備えたロッキングチェアは同じ価格帯ではなかなかないんじゃないかな…。
本気で買ってよかった椅子です。
ニーチェアエックスは通常のロッキングじゃないタイプもありますが、断然ロッキングタイプがおすすめ。
快適な引きこもりライフを楽しみましょー!
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