カンパノラを買ってみました。シチズンの高級時計をバッチリレビュー
クオーツの高級時計を買ったのは今回が初めてです。
なんとなく高級時計といえば、機械式かな、と思っていたのですが、機械式ってめんどくさいんですよね…。
クオーツでいい時計はないかな、と探していたところ、このカンパノラを知ったのでした。
今回は、シチズンの知られざる時計、カンパノラシリーズをまるっとレビューしていきたいと思います。
僕が買ったのは、グランドコンプリケーションの紺瑠璃(こんるり)というモデルですが、カンパノラシリーズのほかのモデルとも共通する素晴らしい点がありますので、ほかのモデルを買う方もぜひ参考にしてもらえれば幸いです。
なぜ僕はカンパノラを選んだのか?
今まで僕が使っていた時計は、オリスのコンプリケーションでした。
機械式で、実売価格が20万円程度だったと思います。
いい時計だったのですが、自動巻きのめんどくささ、機械式のオーバーホールの値段の高さ(5万円くらい)がネックだったので、今回思い切ってクオーツの時計を買ってみようと思ったのがキッカケでした。
最初は定番のグランドセイコーにしようかと思ったのですが、あまりにも落ち着きすぎていて、自分には合わないような気がして断念。
次にセイコーのアストロン8Xシリーズ(20万円くらい)を候補に考えていたのですが、僕にはちょっとゴツすぎてこれも断念。
他人とあまりかぶらないで、デザインが尖っててそこそこ高級感のある時計はないかな、と探していたところ、見つけたのがこのカンパノラシリーズだったのです。
そもそも時計をする人は3種類にわかれる
僕の勝手な持論なのですが、時計をする人って大きく3種類にわかれる気がします。
1つめは、時計をステータスとして考える人(ロレックスやもしかするとアップルウォッチも)
2つめは、腕時計が仕事上必要だけど、時間がわかればそれでいいという人(使い捨て感覚)
3つめは、時計が好きで、ファッションとして楽しむ人(高級時計をするタイプ)
僕はこの分類でいくと、3番目のタイプでした。
やっぱりせっかくならあんまり有名じゃなくても、自分の好みにあう時計をしたいな、と思ったわけです。
その点でいうと、カンパノラは宣伝をたくさんしているわけでもなく、知らない人のほうが多い時計です。
誰も知らないブランドなんだけど、デザインが卓越しているというのが、いいんですよね…!
というわけで、大丸に行ってカンパノラ紺瑠璃を買ってきましたので、さっそくレビューしていきたいと思います。
カンパノラ紺瑠璃、開封の儀
カンパノラの箱
こちらがカンパノラの外箱です。
さすがに高級感がありますね…。
ちなみにカンパノラというのは、南イタリア・カンパニア地方にノラという名の町があり、紀元前5世紀のある日、この町に教会の鐘の音が鳴り響きました。
それは人々に「時を報せる」目的で史上初めて打ち鳴らされた鐘の音だったそうです。
カンパニア地方のノラの鐘なので、カンパノラベルと言われたというのがブランドの由来です。
今回買った、紺瑠璃はグランドコンプリケーションなので、腕時計ながらもしっかりと鐘の音がなります。(電子音ですけど)
外箱の中身はこんな感じ
こんな感じで、時計を使わないときは、飾っておけるケースが入っています。
高級感もそこそこあるので、普通に飾っておけるレベルです。
僕は毎日時計をしてるのでほとんどケースには入れていません笑
カンパノラ紺瑠璃のアップ
文字盤のアップです。
うーん、美しい…!
文字盤の青い部分は、日本の伝統工芸品である漆を使用しています。
しかもこの漆の部分は、内閣総理大臣賞を受賞した、儀同 哲夫さんという方が主に塗られているそうです。
紺瑠璃で使用されている漆にはチタンが混ぜられており、光の反射によって表情を変えるのがまたたまらなくステキです。
チタンを混ぜた漆は、気泡ができやすく、気泡を作らないように塗るのが職人技なのだそうです。
個人的に好きなムーンフェイズ
僕が時計を選ぶときに重要視するのがムーンフェイズです。
ムーンフェイズというのは、月の満ち欠けを表示する機構のことなんですが、まぁ日常的に使うことはほとんどありません。
とはいえ、何気なく時計を見た時に、「あ、今日は満月か…」とふと空を見上げる、そんな使い方ができるのがちょっといいな、と思っています。
ちなみに、カンパノラシリーズに共通するテーマとして、「宙空(ちゅうくう)の美」というものがあります。
この文字盤もなんとなく、宇宙に浮かぶ星空のようにも見えますね。
宙空の美を表現する、球面のサファイアガラス
カンパノラの時計は写真のように、球面になっています。
ほかの時計でも、たまに球面になっているのを見かけますが、大抵はプラスチック製です。
サファイアガラスはダイヤの次に硬い物質なので、この球面を作るにはそうとうのスキルがないと作れません。
この球面サファイアガラスを作れるのは、東京都足立区にある沼田光器という会社だけだそうです。
まさに町工場の底力ですね。
カンパノラは、文字盤からガラス、クオーツのユニットまで、いたるところにジャパンメイドが使われています。
この時計の機構は、グランドコンプリケーションといって、いわゆる超複雑時計になります。
機械式で同じような機能を持つ時計は、お値段なんと1億以上…!!
このカンパノラが比較的安く買えるのは、クオーツムーブメントのおかげです。
このグランドコンプリケーションクオーツムーブメントは、シチズンのものが唯一で、このムーブメントを使った時計がスイスの国際時計博物館の永久展示品にもなっています。
買ってよかったカンパノラ
カンパノラを買って、ちょうど一ヶ月くらいがたちましたが、いまだに文字盤を見るときはわくわくします。
デザインが個性的すぎると飽きるのも早いと言われますが、カンパノラはそんな常識を覆してくれます。
文字がアラビア数字なので、スーツにもカジュアルにも似合うのが、さらに使用頻度をあげていますね。
もしカンパノラが気になる方がいましたら、ぜひ店頭にて実物を確認してみてください。
きっとその魅力のとりこになること請け合いです!
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