D610が出た本当の理由【なぜ?D600ユーザーは見捨てられたのか?】

前々から噂になっていたD610が本日ニコンより正式発表となりました。
今までにない+10の型番。なぜD610が登場したのか。これが意味するところを検証したいと思います。
僕がD600を買って半月だからなんかくやしいです・・・笑

※ここで書かれていることは僕個人の勝手な想像です。もしなにか問題がございましたらお問い合わせフォームよりご指摘いただけますと助かります。

D610はなにがスゴイのか

大手のサイトでは「連射に強い軽量フルサイズD610」なんて書かれていますが、連射はD600から比べて0.5コマしか高速化してません。メインで謳うほどの差は無いわけです。もちろん使い方によってはその0.5コマが大切なんだ!という方もいるとは思いますが、大多数の方は撮影する際にそれほど大きなポイントとならなさそうです。 そのほかに、静音撮影も3コマ/秒で連射できる機能も追加されたそうですが、静音で連射となればそれなりな音になることが予想されますので、これもまたそれほど目玉機能とはならないと思います。D600の静音撮影自体、そんなに静かでもないですし。ではなぜD610が発表されたのか。そこで重要になってくるのが「D600(現行機種)でのダスト問題」です。

D600(現行機種)のダスト問題って?

D600が発売された当初、センサーにダストがかなりつくと問題になりました。写真を撮ると、ダストがゴミとして写り込んでしまうわけです。ちなみに僕の買ったD600も左上にダストがくっついています。これはD600のシャッターもしくはミラーボックスの設計ミスではないかと言われています。初期型でないものはこれが解決されたということですが、実はダストがまったく出ないわけでもないのです。つまり、元々の設計段階でのミスが簡単には解決されないということだと考えると、設計を変えて改善したものをD610として出した、ということも往々にして考えられるのではないでしょうか。

D600ダスト問題

僕が買ったものは203万番台で半月前に買ったものなので新しいはずなのですが・・・ダストが出ています。これは正直ヒドイ(´・ω・`)

追記:現在はだいぶ落ち着いてきました。ほぼダストは出てないです。

D600であったダスト以外の問題点

D600は黄色かぶりしてしまう場合がたまにあります。ホワイトバランスがうまく機能していないのか、明らかに黄色カブりする場合があります。黄色かぶりとは要するに、撮った写真が少し黄色っぽい感じになってしまうのです。これのせいで、キャノンは撮ってそのままjpgでも見栄えが良くて、ニコンは現像必須、などと言われてしまい、現像をあまりしない方々には不評となってしまいました。ちなみに現像するときも結構クセがあるように僕は感じます。元々キャノンの50Dを使用していたからというのもあるとは思いますが、D600はダイナミックレンジは広いけど、色のバランスを結構調整しなければならない、という感じです。もちろん、僕の腕の問題でもあるわけですけど・・・。

D610のオートホワイトバランスの精度向上

上記であったD600のホワイトバランスの問題を解決したのが、実は結構メインの理由なのじゃないかな、と思ったりしています。「青空」や「人口光下」での色被りを低減した、と書いてあるのでおそらくD600で言われていた問題が解決しているのではないかと・・・。ついでに顔認識時の肌色も自然な表現にした、とわざわざ書いてますので、逆に考えるとニコンは「D600では青空や人口光下では黄色かぶりして、肌色の表現もイマイチだったかも」と言っているとも取らえれなくもないです。D600持ちとしては悲しいですが・・・。

結局D610とはなんなのか

D600であったダスト問題、黄色かぶり、肌色表現のイマイチさという市場の声(日本だけではなく)を含む不満を全部解消したのがD610なのかと思います。おそらく0.5コマ早くなった、というのはそれらに付随する付加価値でしかありません。つまりD600を買おうか悩んでて結局買わなかった人にとっては買いな逸品である可能性が高いです。それだけにD600ユーザーとしてはなんかこう複雑な感じなのですが(´・ω・`)

D600から一年で出してきたということは、開発期間がものすごく短いように感じられます。ということは、それだけの理由があったということで、と考えると上記の理由が濃厚だと考えても不自然ではありません。

D610、もしD600での不満点が全部解消されているのだとしたら名機になる可能性を秘めていると思います。

D610の現在の価格はコチラ

Nikon デジタル一眼レフカメラ D610

 

追記:D610、結局思いっきり肩透かしでした。これだったらD600のままでもなにも問題はないような・・・笑

あ、でも黄色かぶりは現像で直す、というのはかなり多いです。

ダイナミックレンジも広いし、黄色かぶり以外はD600、いいカメラなんですよね・・・。

 

 

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