恋は盲目というのは科学的にも心理学的にも本当なのかを探ってみた。
ダメ男に引っかかった時によく「恋は盲目だからねぇ」なんて言われてますよね?
ではその「恋は盲目」という状態はなぜ生まれてしまうのでしょうか?
今回は心理学と脳科学の観点からその秘密を探っていきたいと思います(`・ω・´)ゞ
心理学的に「恋心は相手を正当化してしまう」こと
相手が好きで好きでたまらない!という場合は、どうしても相手を正当化してしまうことが多くなります。
例えば、仕事などで「これを明後日までにやっておいてね!」と異性にお願いしたとします。
しかし約束の日がきたのに、仕事の進捗についてなんの連絡もありません。
普通の場合、「おいおい、どうなってんだ、ダイジョウブかよ…」と思いますよね?
しかし、仕事を頼んだ異性に好意を持っている場合、
「具合でも悪いのかな?ダイジョウブかなぁ…」
などと、相手が仕事をしていないにもかかわらず、怒るどころか心配までしてしまいます。
たとえ、前日まで飲み会で遅くなってるのを知ってたとしてもです。
他人からみたらただのアホですよね。
仕事を依頼した異性に好意を持っている場合、相手がミスをしたとしても正当化してしまうのです。
しかし、本人はまったくその自覚はないからまた大変。
「正当化」という行為
好きだ!という感情が「認識」や「理論」的な考えをゆがめ、相手が理不尽なことをしているにもかかわらず、知らず知らずの内に相手をかばってしまうことを正当化といいます。
「デートの待ち合わせに2時間ほど遅れてるけど、なにか事情があるんだろう」とか
「彼から120万円ほど欲しいって言われたけど、きっとなにか大切な事情があるハズ!」とかですね。
脳科学的に「相手の欠点を見て見ぬふりをする」ということ
さきほど心理学にも「恋をすると事実をゆがめて、正常な判断ができなくなる」と書きました。
実のところ、これは脳科学的にも立証されているのです。
脳のどの部分が問題なのか
ズバリ言ってしまうと、「扁桃体(へんとうたい)」と「頭頂・側頭結合部」の2箇所です。
「扁桃体」は、本能的な部分を司り、「これはよくない!」だとか「これはなんか気持ち悪い!」などを感じます。
「頭頂・側頭結合部」は、物事を批判的に捉えるような働きをしています。
コロラド大学で博士号をとったヘレン・フィッシャー博士とロンドン大学のゼキ博士の研究によると、恋をしている人の脳は、扁桃体と頭頂・側頭結合部の働きが鈍ることがわかっています。
ちなみにヘレン・フィッシャー博士の話はこんな感じ。
つまり、相手に欠点があることがわかっていても、「なんかイヤだなぁ」とか「それは困るなー」という感情が抑えられてしまうため、相手がすべて素晴らしく思えてしますのです。
怖い!((((;゚Д゚))))
さらに、ヘレン・フィッシャー博士によると、恋愛中はドーパミンという物質が脳内で出続けるとのこと。
ドーパミンとは簡単にいうと「脳内麻薬」です。
麻薬に頼らずに、快楽を感じることができちゃうのです。
そのため、恋は中毒となり、さらには「恋は盲目」と言われてしまうというわけ。
ドーパミンはやる気にもつながるとても良い物質なので、出てることが悪いわけではないですが、恋をしている相手によっては、もしかすると悪い結末になってしまうかもしれません。
恋は盲目…心理学にも脳科学的にも、本当のことだったのです(`・ω・´)
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