奥多摩の神秘的な森を色濃くしっとりと表現する方法【レタッチ】
風景撮影データ
カメラデータ
撮影対象:奥多摩の森
カメラ:Canon 50D
レンズ:SIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM キヤノン用 APS-C専用 レンズのレビューはこちらです。
シャッタースピード:1/30
F値:9.0
レンズ焦点距離:18mm
ISOスピードレート:125
今回のテーマと現像、レタッチについて
風景写真は一番撮る機会が多く、一番ムズカシイ写真だと思います。
ですので、「どうやったら風景写真をスナップ写真レベルから昇華させるか」がテーマとなります。
普通にパシャパシャと風景を撮っていると、一体なにが主体の写真なんだかよくわからないものになったりまします。
たとえばコレ
撮っては見たものの、あー渓谷ですね・・・以上のなにものでもないというか、別段自分で撮っててもなにを言いたいのかわからない写真です。
別に悪くもないんですけど良くもないです。記憶に残らない写真といいますか。
やっぱり大事なのは、写真で何を伝えたいか、というところをうまいこと写真で表現する、ということだと思うんですよね。
というわけで、今回は風景写真で何を伝えたいか・・・と考えてみました。
・奥多摩はすごく自然があふれていた。
・シカもいた。車道を外れてちょっと森に入ると森の迫力に圧倒された。
・迷子になった。実は結構怖かった。でも少し歩いてみたら車道にぶつかったときのうれしさとちょっと不安になってた恥ずかしさ。
という印象だったので、それらをまとめると「森の迫力、圧迫感と迷子になった不安、でも先にちょっと歩けば道が開けている」という感じで作ってみようとテーマを決めました。
そのテーマを元に何百枚か撮った写真から改めて選定したのがこちらの写真です。
迫り来る左右の岩盤、そしてその道の先はなんか開けてそう・・・ということでこれにしました。
ただ、これだと森っぽさが足りない気がしたので緑を強調することにします。
具体的になにをしたのかといいますと、
1.Photoshopで開いた後、「特定色域の選択」調整レイヤーを作る。
2.イエロー系とグリーン系のパラメータをいじってみる。
3.緑色が緑色っぽくなるところまでそのパラメータで調整してみる。
という感じです。
Photoshopの操作をもっと知りたい!という方がいらっしゃいましたらsnsでコメントしていただければもっと詳しく書きたいと思います。
そして更に手前側の圧迫感を増すために暗く、奥の道を明るくすることでメリハリをつけました。
ついでにどうにも上下の間が気になったので、黒帯を入れてみました。
そして完成したのがこちら。
なんとかテーマにそった写真ができたかな、と思います。
明らかにスナップ写真とは違いますもんね。
いやー風景写真はムズカシイですね・・・もっとがんばって撮っていきたいと思います(`・ω・´)ゞ
日々之精進でございます。
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